大前研一 著
1998年12月 発行
10年以上前の書籍だが、サラリーマンとしてサバイバルするためのエッセンスが詰まっている。
さらりと要領良くストイックに何でもこなせる大前氏ならではの内容ではあるが、姿勢として見習うべき点が多数盛り込まれている。
知的に貪欲でありたい。
メモ-
アウトプットのイメージを持たず、作業だけやっている人は、その道のプロフェッショナルにはなりえない。
だめなサラリーマンや公務員には、一つの典型的なタイプがある。それは毎朝、家ですますべきことを会社に来てからやるサラリーマンである。出社すると、まずトイレに行く。次はコーヒーを飲んで新聞を読む。その一連の“朝の儀式”が終わってから、やっと仕事に取りかかる。
これからの時代はどんな職業であっても、すべてのインプットを知的付加価値につなげてアウトプットすることができなければ、人並み以上の収入も生活も望めない。
知的に怠惰にならない。
世の中を変えていこうとする人には年齢の潮時というものがない。
知りたいと思ったことは調べ、経験してみたいと思ったことは経験し、行ってみたいと思ったところには行かなければならない。「自分はそこまでやりたくない」という知的に怠惰な人は、倒産やリストラの餌食になるだけである。
分からないことを書き出して、どうすれば分かるようになるかアプローチを考え、しゃにむにそれを勉強するのが、大前式。
録音テープを回してプレゼンテーションの練習をする。
毎朝の通勤電車の中では、短時間で問題を分析して解決策を提案する練習をする。
今日やらなければいけないことは、どれだけしんどくてもその日にやる。
「もったいない」と思った途端に人生は負けなので、躊躇わずオールクリアボタンを押す。
成功する人はどんな仕事でも厭わずにやるが、成功しない人は仕事を選ぶ。
どんな仕事でも前向きに捉え、とことんお客さんのことを考えて取り組む人間は、どんどん仕事が身に付いて成長する。
自分が引き受けた仕事は100%自分で最後までやる。
自分が社長だったらどうするか、部長の立場だったらどうするかを考え、常に自分より2階級上の人の立場だったらどうするかを考える癖を付けるべき。
意味の無い会社に体と時間を売って金を稼ぐのは問題である。
毎年年末になったら、来年は何を勉強するかを決める。
みんなが豊かさを求めれば求めるほど、満たされていないニーズは拡大する。
失敗は絶対にする。真っ白いキャンバスに絵を描くようなものだから、最初から思い通りの絵を描ける人はめったにいない。
「アメリカ的経営」と「日本的経営」の対比は、経済成長の過程における時間のズレだけであって、日本独自のユニークな経営手法というものは何も存在しない。
今は5年ごとに新しい職能や技術を身に付けるか、自分自身をオーバーホールしなければ世の中で通用しない時代になっている。
常に自分はどんな価値のある仕事ができるのかということを念頭に置き、マーケットの中で価値が見いだせるような生き方をしなければいけない。
常に新しいことに挑戦すること。
批判力をバネに提案ができる人が会社を変化させる建設的な人になりうる。
本当の問題は何なのか、それを解決するにはどうすればいいか、すなわち「so what?」を、自分よりも上の立場、できれば社長の立ち場から考える癖を付けるべき。
どの金融商品がいいのかは、いくら本を読んでも分からない。投資は自分で実際に経験しない限り、絶対に身に付かない。
どんな人生を送りたいのかという人生設計ができていないと、有効な資産運用もできない。
情報源は自分で持つ。
ネットワークを知るということは、自分がいざという時に頼りになる組織や人を知り、アクセスできる能力を持つこと。
「発信型」の頭に変えるために必要なのは質問をするということだが、質問ができるようになるための第一歩が新羅万象に興味を持つことである。
売るものは新しくなくても、やり方が新しければビジネスに革命を起こすことができる。
ビジネスの場合に基礎体力をつけるということは、何にでも興味を持って関心領域を広げ、自分で質問してみる、しかし情報はできるだけ遮断して本当に必要なことだけを深く掘り下げて考える、という癖を付けること。
基本的な発想の方法を「受信型」から「発信型」に変え、一つのことに半年から1年、こだわって調べる。
お勧め度 ★★★★☆
ビジネス ★★★★☆
一般教養 ★★★☆☆


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